~過去記事も合わせてどうぞ~
HTC 8S レビュー! ① ~開封編~
HTC 8S レビュー! ② ~比較編~
皆さんご存知の通り、HTC 8Sは海外端末です。海外端末でも日本語対応のものは少なくはないのですが、この8Sは残念ながら日本語環境に完全に対応していないのです。
「日本語に完全に対応していない…?はて…?」と思うと思いますがこの記事を見ればどういうことかわかります。
まず、僕が8Sを数日使っていて気になった点は5つ。
①システム言語が日本語ではない
②日本語入力は別途キーボードのインストールが必要
③日本語による音声操作機能も追加のインストールが必要
④フォントがいわゆる中華フォント
⑤不思議な不思議な半角カタカナと変換候補
ではこの問題点、具体的にどういうことなのか、詳しく見てみましょう。5番目の問題点は非常に興味深い内容ですね。
①システム言語が日本語ではない
こちらのスクリーンショットは設定画面のものです。見ての通り初期状態は英語です。
言語・地域設定画面(Settings->language+region)を見てみると、Phone languageの項目はあるもののプルダウンメニューに日本語がありません。設定画面は独特な言い回しが多い印象がありましたので慣れていない方は戸惑うかもしれません。
本体言語に日本語は対応してないものの、地域表示に関しては対応してるようです。年月日表示や円表示を標準に設定することはできます。
②日本語入力は別途キーボードのインストールが必要
8Sのは日本語入力には標準では対応していません。しかしキーボードをインストールすれば日本語入力は可能です。
Settings->keyboardでadd keyboardsを選択すると追加できるキーボードの一覧が表示されその中に日本語のキーボードも含まれています。チェックボックスにチェックを入れ「add」をタップすればインストールの準備が始まります。
③日本語による音声操作機能も追加のインストールが必要
Windows Phone 8に搭載されているiOSで言うSiriのようなものを日本語で利用するためにはキーボードと同様追加のインストールが必要です。
少し試してみましたがSiriのようなおもしろい返しは全くありませんでした。実際のところ僕はまだ音声入力については実用性がまだよくわかっていないんでなんとも言えないです…
日本語パッケージのインストールが完了し音声入力を起動してみた感じです。
お話しください…が後述しますがいわゆる中華フォントになっていますね。Androidの中華フォントに比べたら少しはマシですかね…
(どうでもいいですがスクリーンショットの白抜きになっている部分には名古屋のLumia920推しの方の顔写真がFacebook連携で入っていました)
④フォントがいわゆる中華フォント
漢字や句読点が中華フォントと呼ばれる汚いフォントになってしまっています。これは今現在どうしようもないですね…
中華フォントチェッカー「菅直人」。この文字列、Twitterで知ったのですが中華フォントチェックに役立ちますね。さらに句読点がど真ん中に表示されます。
⑤不思議な不思議な半角カタカナと変換候補
先ほどフォントが中華だと言いましたが変換候補に表示されているフォントは中華ではないのです。いやー不思議。なんだこれ。
しかも半角カタカナがすべていわゆるトーフになってますね。こちらも変換候補ではちゃんと表示されています。
この記事で挙げた日本語環境に関する問題点を5点ほど指摘してきましたが、これらは普通に使う分にはあまり気にしなくても大丈夫じゃないかなーと思います。(※あくまでも個人の意見です)
4回目のレビューではパソコンとの連携について書きたいと思います。
次回、お楽しみに!